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伊勢・河崎

伊勢というと内宮の「おかげ横丁」が有名ですが、河崎の街並みは観光客にほとんど知られていません。

河崎というのは江戸時代、おかげ参りで賑わう伊勢の台所として栄えた問屋街です。大湊という伊勢湾に面した海の玄関口に届いた物資を小舟に積み替えて、勢田川を昇ります。この勢田川の玄関口が河崎の町です。

舟で勢神宮にお参りする舟参宮の玄関口でもありました。勢田川沿いに古い街並みが今も残り、昭和の古きよき時代にタイムスリップしたような街です。

街並みの美しさから蔵などを活用した飲食店などが次々とオープンしています。古本屋もあり、店主に聞いたら5月に移転してきたそうです。

河崎の場所は外宮の玄関駅である伊勢市駅、宇治山田駅から徒歩5分ぐらいのところにあります。(外宮とは反対側)

約200年前に創業した酒問屋小川家が伊勢河崎商人館として公開されるなど見所も色々とあります。伊勢では路地(小道)のことを「世古」と言っており、河崎にはこの「世古」がよく残っています。

この河崎の街にこんもりとした森があり、河崎の氏神さんである河邊七種神社(かわべななくさじんじゃ)です。

ここの境内に町会所があります。何とも古い小屋のようなものなのですがここが明治元年に日本で初めて立てられた商法会所(後の商工会議所)なんだそうです。
古本屋「ぽらん」 →
「川の駅」

昔、伊勢を走っていた
市電の駅
← 伊勢商工会議所

商法会所(町会所) →
日本最初の商工会議所

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